ティファール!

いまカップ麺にお湯をいれてる。
お湯を入れたときふと思ったのだが、電気ポットって待機してる間も相当電気食うんじゃなかろうか。
考えてみると、お湯を作ってそれをずっと温度を保って待機させておくというのは電気の無駄だ。だいぶ無駄。どうせお茶だってカップ麺だって出来上がるまでちょっとは待つわけだし、ティファール電気ケトルのほうが、お財布にも環境にも優しい。そう思った。
だが、いつ来るかわからない出番のために、絶えず隙なくお湯を準備しておく電気ポットの生き様は、武士のそれと似通ったものがあるようにも思えた。武士も、いつ敵が斬りかかっても応戦できるように、いつも隙を作らないそういう精神状態を保っていたそうだ。刃牙で読んだ。
やはり、技術が発達して、どれだけ世の中が便利になろうと、武士の血を受け継ぐヤマト民族たる我々には、電気ポットが一番お似合いなのである。

「21世紀になっても日本人は日本人か。」そうつぶやきながら、ヤカンで湯を沸かし、茶を飲んだ。